ことのねいろ

退屈な日常に彩を

ライブハウスについて

以前にライブハウについてツイートしたところ大きな反響を頂いたのでそれについて自分の意見をしっかりと述べたいと思う。

 

 

本来ライブハウスというものは、ライブする空間を提供するライブハウス経営者、そこで演奏し自分たちの音楽を届けるバンド、そしてその音楽を聴きにきたお客さん

この三つの要素で成り立っている。

 

しかし、最近は前の二つだけ、お客さんが介在しないライブハウスが多すぎる。

バンドはただ曲演奏する。ライブハウスはバンドからノルマを回収する。

この二つしか行われていないライブが多すぎる。

全く意味がないとは言わないが、こんなことを繰り返していれば真綿で首を絞められるようにこの業界は死んでしまう、現状でさえ、斜陽産業とも言われているのに

 

別にノルマ自体が悪いと言っているわけではない。

ライブハウスだって儲けがないと倒産してしまう。そうするとバンドにとっても演奏する場所がなくなってしまう。最低限の儲けを確保する事は必要だ。

バンド側にとってはノルマは厳しい存在だ。確かに、活動を始めた最初の方は指定されたチケットを捌く事は容易ではない。

 

ただ、お互いノルマをもらう事、払う事を当たり前だと考えてはいないだろうか。

 

活動を始めたばかりのバンドに誘われると、多少無理をしてでも行きたくなる(バンドマンは基本的に金がない)。

応援の意味を込めてでもあるが、それ以上に新しい音楽に出会いたいからである。

しかし、そこで見るのは悲しい景色である。

 

フロアに人は、数人いるくらいである。そして、数十分後には彼らがステージに上がっている。その代わりに、さっきまでステージにいた人たちがフロアに降りていて聴いている。

 

この繰り返しである、最初にも書いた通り、このライブハウスにはほとんど客がいないのだ。

こうなると、バンドに新規のファンがつく可能性は皆無に等しい。

この事はバンドに対する損益だけではない、ライブハウにもきてくれる客が減ってしまう。

それなのに、このようなライブを私は何度も見てきた。中には「いいバンドだ」と思ってまた別日のライブに足を運んだこともあったが、その時もフロアはガラガラであった。

 

ライブハウスにもブッキングについてもう少し配慮してほしい。

集客のあるバンドを固めることもライブの質を高めるという点で大事なのかもしれない。しかし、新規のバンドが多い日などは一つや二つ集客の安定したバンドを混ぜてみるとかはどうであろうか。都合よく集まらないかもしれないが、声をかけてみるということだけでもして欲しい。ノルマに関して、少し融通するなどすれば協力してくれるバンドも多いだろう。誰しも、自分がよくいくライブハウスが盛り上がる事は嬉しいであろう。

 

何故、このようなことを考えたかというと、自分自身の体験があったからだ。既に活動を休止しているが、自分自身が所属していたバンドでは幸いな事にある程度の集客はあった。

しかし、最初は悲惨なものであった。全くお客が入らずノルマを払い続けるライブが続いていた。その時に個人的に交流のあったバンドが同じライブに参加してくれたのだ。フロアにはいつも以上のお客さんの姿があった。やはり、聴いてくれる人がいるという事は嬉しい事であった。さらに嬉しい事はそれだけではなかった。それ以降のライブで少しずつではあるが見にきてくれる人が増えたのだ。それ以降、バンドのモチベーションは上がりますます精力的にライブを行うことができるようになった。

 

また、ライブハウスに頼るだけでなく、バンド側にもやるべき事は多くある。

今ではSNS等も盛んになり自分自身をプロデュースできる。ライブの宣伝だけでなく、演奏動画もYouTube等にも挙げられる。少しずつでもいいので自分のバンドを知ってもらうという努力が必要であろう。

もし、これからバンド活動を行って行きたいという人がいれば、筆者もネットで活動している一人の人間として微力ながらお手伝いさせてもらいたい。過去に自分が助けられたように。

コメントやTwitter等で気軽に連絡をいただけてら嬉しいです。

 

 

最後になりましたが、ここまで読んでいただき有難うございます。記事が良いなと思っていただけましたらブックマークやSNSでシェアしていただけるとありがたいです。 また。Twitterもやっています。よければフォローお願いします。 https://twitter.com/cxO9irNv9UDGILo